任意自動車保険で補償される内容をよく理解しておきましょう

2014年3月10日 / 基礎知識

自動車保険には、自賠責保険と任意保険(自動車保険)とがあります。自賠責保険は「強制保険」とも呼ばれ、自動車を購入したときに自動的に加入させられています。また、保険期間は車検期間に合わせることとなっているため、車検を受ければ自賠責保険も自動的に更新されています。ちゃんとした自動車屋さんで車を購入したり、車検を受けたりしていれば、自賠責保険のことは心配する必要はありません。

自賠責保険で補償されるのは、人身事故の時の賠償責任のみです。相手を死亡させてしまったときには3000万円まで、後遺障害を与えてしまったときには4000万円、ケガを負わせてしまた時には120万円を限度に支払われます。

任意保険(自動車保険)に加入していれば、自賠責保険の支払いも代行する仕組みになっているので、例え自賠責保険と任意保険の保険会社が異なっていても、任意保険の保険会社がまとめて請求手続きをしてくれます。一般的に、自動車事故で人を死なせてしまったときには、自賠責保険の限度額3000万円の範囲内では賠償しきれません。

また、日常生活でケガをしたときには、健康保険を使えば自己負担は3割で済みますが、自動車事故のケガの場合、健康保険は使えません。全額自己負担となりますので、大きなケガを負わせてしまうと、自賠責保険の120万円の限度額だけでは不足することになります。任意保険の加入率は75%程度と言われていますが、万が一に備えて加入すべきでしょう。

任意保険の補償対象

「対人賠償」は自賠責の補償限度を超えた部分が支払われます。多くの契約者が「無制限」を選択しています。どんなに賠償額が高額になっても、一度の事故で何人死亡させても、完全に賠償責任を果たすことができますので、「無制限」で契約すべきです。

「対物賠償」はいわゆる「物損事故」を補償するものです。相手の車の修理代や建物などにぶつけてしまった場合の修繕費、犬などの動物をケガさせたり死なせたりした費用が対象となります。被害車両の修理代だけを想定すれば、500万円~1000万円程度加入しておけば十分に思えるかも知れませんが、ごくまれに想定外の事故も起こりえます。多重衝突をして、高級外車を一度に何台も廃車にしてしまうケース、高額な冷凍品を運搬中の車にぶつけ、数千万円~億単位の商品の損害を与えてしまうケースも実際にあります。開店準備中のパチンコ店に突っ込んでしまい、営業利益の補償をしなければならなくなった場合にも億単位の賠償額になることがあり得ます。「無制限」での契約がお勧めです。

「搭乗者傷害」は自分の車に同乗している人のケガや死亡に対し、一定額を支払うものです。友人などを同乗させているときには、対人賠償で支払った上に、見舞金的に上乗せして支払うものなので、必ずしもなくても良いでしょう。

「人身傷害保険」は、事故にあった時の自分自身や家族の治療費の実費や、働けない間の収入などを補償するものです。他の自動車に載っているときや、道路歩行中の自動車事故も補償されます。加入しなくても構いませんが、入っておくとベターでしょう。

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