自動車保険会社選びで大切な要素の一つは、信頼度

2014年3月10日 / 基礎知識

自動車保険に加入する際に保険料が気になるのは当然です。安く入るにはどうしたら良いか、を考えることも重要ですが、保険会社の安全性やサービス面も考慮にいれなければなりません。コマーシャルなどで盛んに強調される「安さ」だけに魅かれて契約しても、事故の際に十分なサービスを受けられずに不満を感じたり、いざ使おうとしたときには、保険会社が経営不信に陥っていたりしては大変です。

実際に、バブル崩壊後には保険会社が経営不振に陥ったり、倒産や買収されたケースもあります。倒産はしなかったものの、新規契約の募集を停止した会社もあります。外資系の会社の場合には撤退てということもあり得なくありません。「保険会社はつぶれない」というのは、大昔の神話です。契約しようとする会社の規模や信頼度なども調べることも大切です。特に、ネット通販の会社を利用するときには、この点は頭に入れておく必要はあります。

損害保険会社の規模

ネットや通販で契約できる保険会社がひんぱんにテレビコマーシャルをするので、大きな会社であると誤解しがちですが、ほとんどがとても小さな会社です。

損害保険会社の平成24年度の保険料収入のシェアを上位から順に並べると、
MS&ADインシュランスグループ(三井住友、あいおいニッセイ同和) 34.1%
東京海上ホールディングス(東京海上日動) 33.0%
NKSJホールディングス(日本興亜、損保ジャパン) 26.6%
上位3社で93.7%のシェアとなります。

上位3社以外の損保は、シェアが1~2%、あるいは1%未満のいずれも極めて小さな会社でだということはしておくべきでしょう。CMで「○○会社は、世界No.1」などと宣伝している会社もありますが、あくまでも世界中の関連会社すべてを、しかも損保だけでなく生命保険会社もいっしょくたにした合算でのものです。日本国内だけで比較すれば、とても小さな会社です。

規模による比較以外にも、「ソルベンシーマージン」という保険業界特有の「安全性指標」や、格付け会社による評価も参考になります。ただし、ソルベンシーマージンは、新しい会社や小さな会社は数値が高くなる傾向にあり、大手と中小を同列で比較するのは無理がありそうです。

格付け会社の評価も、会社によってどこの格付け会社で評価されたかが、異なるため、一律な比較が難しいこともあります。大手損保はほどんどすべての格付け会社が評価をしていますが、中小になると1社~2社でしか格付けしかされていません。格付けそのものがまったくない会社もありますので、比較は難しいと言えるでしょう。

事故のサポートはやはり大手が安心

自動車保険が役に立つのは、事故をしたときです。CMでいくら「事故サービスも安心」「充実サポート」と言っても、小さな会社ほど社員の質が低く、体制が整わないのは当然のことでしょう。大手損保の社員の平均勤続年数は20年前後ですが、ネット通販専門の損保の場合は3年前後です。20年のベテランと3年の新米とでは、信頼度は違うのではないでしょうか。

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